人間は体験した事以外を理解するのは困難だ。何か避けられない苦しい状況に置かれた時、子供はそれを無視するか、壁を作るか、脳内逃避をする場合がある。その事柄を無意識に避けて通ろうとする事もある。自分を客観的に見れる人は意外と少ない。まして、相手の状況を理解しようとして、それを想像できる人も少ない。同じ体験をした人なら、感覚的に分かる事でも体験してない人にはそれは難しい。頭のいい悪いに拘わらずそういう物らしい。「馬鹿の壁」という本が流行ったがあれは「無知の壁」であり、実体験の少なさから来る想像力不足なのだと思う。