物事を一面的にしか見てない人々

世の中はカオスだ。1つのルールだけに則ってはいない。何百何千という自然や人工のルールが闊歩した有象無象な世界だ。手を入れずに放置した山林は死ぬし、山林が死ぬと近くに水源があれば水源も死ぬ。「自給率を上げなければいけない」と掛け声ばかりの農業もちんまりやるなら別だが、自給率を上げるほど盛大にやるには都市部ではかなり難しい。地方独特の風習も含めた土着な考え方も、合理的ではないにしろ長年培われて来たそれなりの意味がある。生物学と同じで多様性が大事で、画一性は滅びの第一歩だと個人的には思う。地方の被害で税金が使われるのが嫌だというが、都市部で大災害が起きた場合その比では無いほどのコストがかかるのになぁ。