混沌のDVDワールド

物理層*1の規格はDVD-ROM,DVD-R,DVD-RAM,DVD-RWに分かれていて*2
当初からそれぞれのメディアで2層は考えられていたけど、規格としては実現が可能になったので今年2月やっと正式規格になりました。(DVD-R for DL Ver 3.0)

DVD-ROMの反射率は1層のDISCと2層のDICSで違うのですが、メディアの特質によりDVD-RWはDVD-ROMの2層の反射率と同じ位です。*3

DVD-Rの反射率は、ほぼDVD-ROMと一緒なのですが、ここで規格の魔物が登場します。2層構造のDISCは片面が空の状態を想定していない為、その様なDISCが掛からないプレーヤーが結構あります。んで、ライティングソフトの中には両方の層を埋める為にファイナライズするときに埋まってない層にダミーデータ書いたりしてたりします。最近はパイオニアが大技を繰り出し1層目、2層目を交互に書き込む荒技でそれを回避しようとしてますが、やはり想定してないプレーヤーでは掛からない物も。。。

規格には物理層の他に論理層*4、アプリケーション層(Video, Audio等)があってこっちもかなり混沌としてまっせw。
最近のDVDレコーダーとかはDVD-VR規格*5を使っていてこれも。。。。(つづくのか?)

*1:まぁ、メディアだね

*2:ちなみに+R,+RWは"DVDアライアンス"というグループが管理してる仲間ハズレ状態。いわゆるDVD-Video等の規格は"DVDフォーラム"という所の規格

*3:当初DVD-RWが読めるプレーヤーが少なかったのは、このせい

*4:ファイルシステム

*5:アプリケーション層